サピックスでは、4・5・6年生が多くのコースに分かれています。規模の大きい校舎では20コース以上あり、組分けテストとマンスリーテストによってクラスが決まります。大手進学塾の中ではクラスの変動が最も頻繁に行われます。6年生の土曜特訓やSS特訓などでは、学力によって志望校別コースが決まるので、5年生までにできるだけ上位コースに押し上げるべく指導にあたります。コースはLow・Middle・Highの3つに大別されます。5年生と6年生の算数のデイリーチェックにL・M・Hという記号のいずれかが書かれているので、お子さんのテストで確認してみてください。

中学受験鉄人会『サピックスコース』について
コース別の指導…今より上位コースへ!
- LowコースからMiddleコースへ
Lowコースに定着している場合は、まず4教科のうち1教科でもよいので得意科目となるように指導します。組分けテストは範囲が広いため、マンスリー対策に重点をおきます。マンスリーの範囲は通常3・4週間分のテキストからの出題となっていますので、1教科を選んで徹底的に学習します。教科別でいうなら、まとまった教材がない社会では、補助教材を選定して、知識の定着を図ります。単純記憶が苦手なら歴史を集中的に学習させます。歴史には物語としての側面もあるので、好きな人物や時代を見つけることからはじめます。その上で、歴史にからめて地理を学習していけば、単純記憶より効率的に学力として定着させることができます。このコースの生徒さんは、問題を正解することを通して、学習することの楽しさを感じさせることが必要です。お子さんのできない所を指摘するより、まずはできた所を認めることによって、自信をつけさせて学習意欲を喚起します。ここから成績アップのサイクルに導いて、Middleコースへ押し上げます。 - Highコース
アルファに定着している生徒さんは、4教科のうちずばぬけて得意な教科があることが多いです。通常は算数か国語のどちらかですが、得意な教科以外は不安定な理解のままで進んでいるはずです。4年生や5年生まではアルファにいたのに、突然成績が下がり出すときが要注意です。こうした傾向が少しでも見えたら、迷わず家庭教師をつけてください。一度下がってしまうと、なかなか上がるのが難しいのがサピックスの恐いところです。5年生までアルファにいたような生徒さんは、挫折を知りませんので、一度崩れると一気に自信を失ってしまい、学習意欲が低下してしまいます。実は4年生、5年生のHighコースの生徒さんこそ成績が下がらないように目を配ることが欠かせません。家庭教師は6年生になったときに「こんなはずではなかった」ということにならないようにアルファにしっかりと定着させながら、理解が不安定な教科を潰していきます。御三家レベルの学校は、合格、不合格のラインが紙一重です。日頃から小さな穴を見逃さないように指導すると同時に、春休みや夏休みなどのまとまった時間を利用して、全体的に学習の内容が理解できているかを確かめ、苦手分野を探し出し、穴を埋めていきます。ご両親が勉強を見ているご家庭へのアドバイスとしては、反抗期に入るとともに、お子さんは、ご両親の干渉を嫌がるようになります。そのとき、大丈夫だろうと思ってお子さんに勉強を任せると、自分で質問できるタイプ以外はほとんど例外なく成績が下がりますので慎重に判断してください。これは今までの成績がお子さんの実力だけではなく、ご両親が押し上げていたものだったからです。また、サピックスは6年生になるとプリントの量が非常に増え、すべてをこなすことは不可能になります。Highコースでは、何をやるかではなく何を切り捨てても大丈夫かということを家庭教師が判断していきます。志望校対策では、麻布・栄光・武蔵・フェリスといったBタイプの学校の対策は不可欠です。もちろん家庭教師が徹底的に対策を致します。

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